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京都旅行参拝記

京都2月ひとり旅⑳泉涌寺参拝記│皇室ゆかりの御寺で静寂と歴史にふれる

泉涌寺は、真言宗泉涌寺派の総本山であり、「御寺(みてら)」の名で親しまれる皇室ゆかりのお寺です。

鎌倉時代に俊芿(しゅんじょう)上人によって再興され、四条天皇以降、多くの歴代天皇の菩提寺となりました。そのため境内には皇室ゆかりの建物や文化財が数多く残され、一般的な禅寺とは少し違った、品格ある落ち着いた雰囲気を感じることができます。

寺名は境内に今も湧き続ける清らかな泉に由来しており、広い境内には仏殿や舎利殿、皇室ゆかりの霊明殿、月輪陵など、多くの見どころがあります。


参拝記

【泉涌寺道①】京都2月ひとり旅⑰即成院・戒光寺参拝記│泉涌寺の塔頭で出会う静寂と大仏さま

【泉涌寺道②】京都2月ひとり旅⑱今熊野観音寺参拝記│頭痛封じと山あいの静寂に癒やされる古刹

【泉涌寺道③】京都2月ひとり旅⑲雲龍院参拝記│静寂の中で写経と庭園に心を整える

雲龍院をあとにし、「近道」と書かれた案内に従って歩いていくと、そのまま泉涌寺の大門の内側へ出ました。

拝観受付で拝観料を納め、いよいよ泉涌寺をゆっくり巡ります。

楊貴妃観音堂

最初に向かったのは楊貴妃観音堂です。

こちらには、その名の通り中国・唐の絶世の美女として知られる楊貴妃をモデルにしたと伝わる観音菩薩が安置されています。

優雅でやわらかな表情が印象的で、美人祈願の観音様としても親しまれています。

もちろん私もしっかりお参りしてきました。


仏殿

参道を下り、中心伽藍である仏殿へ向かいます。

仏殿には、

  • 阿弥陀如来
  • 釈迦如来
  • 弥勒如来

の三尊仏が安置されています。

さらに見上げると、狩野探幽による雲龍図。

ちょうど解説をしてくださる方がいらっしゃり、仏像や建物について詳しくお話を聞くことができました。

説明を聞きながら拝観すると、より理解が深まりとても貴重な時間になりました。


舎利殿

仏殿の奥には舎利殿があります。

こちらは通常非公開ですが、お釈迦様の歯の舎利が祀られている大変重要なお堂です。


泉涌水屋形

境内を歩いていると、「泉涌水屋形」があります。

今も清らかな水が湧き続けており、この泉が寺名「泉涌寺」の由来になったそうです。

何百年もの間、変わらず湧き続けていると思うと、とても感慨深い場所でした。


霊明殿

奥へ進むと、塀越しに霊明殿が見えてきます。

こちらは通常非公開。

歴代天皇の位牌が安置されている御堂です。

装飾は控えめながら、建物全体から皇室ゆかりのお寺らしい品格が伝わってきます。


月輪陵

さらに奥へ進むと月輪陵(つきのわのみささぎ)があります。

ここには歴代天皇をはじめ、

  • 二十五陵
  • 五灰塚
  • 九墓

が営まれています。

金色の唐破風門がとても美しく、皇室ゆかりの場所であることを強く感じさせます。

中へ入ることはできませんが、門の前から静かに参拝しました。


特別拝観

続いて初めて特別拝観へ。

特別拝観で見ることが出来るのが

  • 御座所
  • 御座所庭園
  • 海会堂

です。

御座所

御座所は、皇族の方々が霊明殿や御陵を参拝される際の御休所として使われる建物です。

現在でも実際に皇族の方が利用されることがあるそうです。

内部には、

  • 玉座の間
  • 女官の間
  • 侍従の間

など、それぞれ役割の異なる部屋が続いています。

部屋ごとの設えの違いを見るだけでも興味深く、皇室ゆかりのお寺ならではの雰囲気を感じました。

庭園も美しく、静かに眺めながらゆっくり過ごすことができました。


海会堂

御座所から続く海会堂も拝観できます。

重厚な蔵のような扉の奥には、京都御所から移された御仏間(御黒戸)があり、歴代天皇・皇后・皇族方の御念持仏三十数体が安置されています。

宮中から移築された歴史ある建物でもあり、皇室との深い結びつきを感じることができました。


広い境内には豊かな自然が広がり、その中に堂々とした伽藍が建っています。

静かな空気に包まれながら歴史と皇室文化に触れられる、とても充実した参拝になりました。


アクセス・拝観情報

所在地

京都市東山区泉涌寺山内町27

アクセス

  • JR・京阪「東福寺駅」より徒歩約20分
  • 市バス「泉涌寺道」下車 徒歩約15分

拝観時間

3月〜11月 9:00~16:30(閉門17:00)

12月〜2月 9:00~16:00(閉門16:30)

拝観料

  • 伽藍拝観:大人500円
  • 特別拝観:大人500円

一人旅の実用メモ


泉涌寺まとめ

泉涌寺は「御寺」と呼ばれるにふさわしく、皇室との深い歴史を今に伝える特別なお寺でした。

仏殿や舎利殿、泉涌水屋形、霊明殿、月輪陵など、見どころは多く、一つひとつを巡るたびに歴史の重みを感じます。

さらに特別拝観では、普段なかなか見ることのできない御座所や海会堂も見学でき、皇室文化に触れられる貴重な時間となりました。

雲龍院や即成院、戒光寺、今熊野観音寺など周辺の塔頭や寺院とあわせて巡ると、泉涌寺エリアの魅力をより深く味わえると思います。

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  • この記事を書いた人

月山

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