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阿部海太郎ライブ「PIANO PORTRAIT OF TAKASHI MINAMOTO」レポ│『京都人の密かな愉しみ』源孝志監督とのトークも

阿部海太郎さんのライブへ

2026年7月2日、渋谷WWWで開催された阿部海太郎さんのライブへ行ってきました。

"PIANO PORTRAIT OF TAKASHI MINAMOTO"

リリース記念ライブ

UMITARO ABE

わたしは迷わずピアノを選ぶだろう

7月22日に発売されるCD・12インチLP『PIANO PORTRAIT OF TAKASHI MINAMOTO』のリリースを記念したライブです。

タイトルにもあるように、このアルバムには阿部海太郎さん源孝志監督の作品のために手がけた音楽の中から厳選したピアノソロ曲に、未発表曲2曲を加えた作品が収録されています。

阿部海太郎さん『京都人の密かな愉しみ』『あてなよる』をはじめ『グレースの履歴』『ライジング若冲』『忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世の階段』『令和元年版 怪談牡丹灯籠』『スローな武士にしてくれ』『漱石悶々 夏目漱石最後の恋』源孝志監督の作品の音楽を担当されてきました。


三部構成のライブ

ライブは三部構成でした。

1st STAGEは海太郎さんによるピアノソロ

2nd STAGEでは弦楽器や木管楽器のメンバーが加わり、後半には武田カオリさんも登場。

ライブのプログラムは、曲順を再現したSpotifyプレイリストが公開されています。ありがとうございます。

ピアノソロでは、海太郎さんならではの美しい「間」と響きが印象的でした。

CDや配信音源とはまた違うニュアンスを味わえるのも、ライブならではで感動しました。

武田カオリさんは『京都人の密かな愉しみ』のエンディング曲を2曲続けて披露。

ドラマの世界に浸る、あっという間の時間でした。

『京都人の密かな愉しみ』全シリーズの詳しくはこちら➡ 『京都人の密かな愉しみ』とは ― 美しい映像と音楽、季節をめぐる祈りと暮らし。その全体像をじっくり解説 ―


源孝志監督とのトーク

ライブの最後には、阿部海太郎さん源孝志監督によるトークが行われました。

お二人が初めて出会った頃のお話も印象的でした。

海太郎さんが源監督へ一枚のCDを渡したところ、数か月後に

「番組で使わせてもらいました」

という連絡が届いたそうです。

その作品が、源監督のドキュメンタリーNHKハイビジョン特集『京都・丸竹夷にない小路』でした。

私は再放送で偶然見たのですが、『京都人の密かな愉しみ』のファンになっていた頃なので、これは!と思って録画して視聴しました。

京都の路地や辻子に暮らす人々を描いたドキュメンタリーでありながら、田畑智子さん演じる京都の女性を婚約者役の甲本雅裕さんが探すドラマ仕立てになっていて、『京都人の密かな愉しみ』の原点を見ることができるような作品です。


パリの音が京都へ

海太郎さんが源監督へ渡したアルバム

『6, Rue des Filles du Calvaire, Paris』

には、留学していたパリで録音したフィールドレコーディングが収録されています。

街の環境音やフランス語の会話もそのまま入っている作品なのですが、その音源が京都のドキュメンタリーでも使われていました。

海太郎さんは、

「フランス語が聞こえてくるけれど、大丈夫なのかな?」

と少し心配されたそうです。

そんな裏話も、とても興味深く聞かせていただきました。


シネマライズの思い出

トークでは、会場である渋谷WWWが、以前は映画館「シネマライズ」だった頃のお話も。

どんな映画を観たかなど、お二人の映画にまつわる思い出話が続きました。


『京都人の密かな愉しみ』続編は?

最後は客席からの質問コーナー。

やはり会場で一番気になっていた方が多かったのでしょう。

『京都人の密かな愉しみ』の続編はありますか?

という質問がありました。

源監督は「ノーコメント」とお話はされませんでしたが、「Rouge」も好評で、続編を望む声がたくさん届いているという趣旨のお話をされていました。

新作については明言されませんでしたが、ファンとしては期待したくなる時間でした。


石橋蓮司さんのお話

最後にもう一つ、と質問されたのが、石橋蓮司さん本田博太郎さんについてでした。

源監督は、

石橋蓮司さんには、ご自身の作品へ必ず少しでも出演していただきたいと思っているそうです。

「NHKニュースで石橋蓮司さんの遺作として、自分の作品が紹介されたいから」

というユーモアを交えたお話もされていました。

そこからお葬式のお話になり、

源監督が

「自分の葬儀では、きっと海太郎さんの音楽が流れるだろう」

とおっしゃると、

海太郎さんが

「楽しみにしています

と返され、会場では爆笑が起こっていました。

お二人の信頼関係が伝わってくる、とてもほんわかした時間でした。

阿部海太郎さんの作品

■今回はリリース記念ライブでした。2026年7月22日発売です。

"PIANO PORTRAIT OF TAKASHI MINAMOTO"

CDの他、12インチLPも発売されます。

■ライブに出演された武田カオリさんと阿部海太郎さんのCD

"HOUSE" 阿部海太郎&武田カオリ

お二人が共作したアルバム。

■阿部海太郎さん『京都人の密かな愉しみ』の音楽が収録されているCD

"Cahier de musique 音楽手帖"

「京都人の密かな愉しみ」から「沢藤三八子」「京都、第一景」「京都、第二景」「京都、第三景」「エドワード・ヒースロー」「京都、第四景」そしてエンディングテーマ・武田カオリさんが歌う「京都慕情」が収録されています。

■阿部海太郎さんのピアノ楽譜集

"ピアノ撰集-ピアノは静かに、水平線を見つめている- "

「京都人の密かな愉しみ」から「エドワード・ヒースロー」と「ミヤコ・サワフジ(沢藤三八子)」が収録されています。


ライブまとめ

美しい音楽はもちろん、『京都人の密かな愉しみ』にまつわる貴重なお話も聞くことができ、とても充実したライブでした。

ドラマの続編への期待、源監督の次回作、そして石橋蓮司さんの出演など、これからがますます楽しみになる時間でもありました。

会場の先行販売でゲットしたアルバム『PIANO PORTRAIT OF TAKASHI MINAMOTO』も、じっくり聴き込みたいと思います。

  • この記事を書いた人

月山

京都の寺社の魅力を、一人旅の視点でご紹介しています。 旅を通じて出会う静けさや癒しを大切にしています。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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