目次
大覚寺とは
京都・嵯峨野にある大覚寺は、嵯峨天皇ゆかりの門跡寺院です。もともとは嵯峨天皇の離宮「嵯峨院」があった場所で、その後寺院となりました。
真言宗大覚寺派の大本山として知られ、歴代皇族が住職を務めた格式高いお寺でもあります。
境内には歴史ある御殿建築や広大な大沢池が広がり、写経や庭園散策をゆっくり楽しめることから、京都でも特に落ち着いた時間を過ごせる名刹です。
また、映画やドラマのロケ地としても知られ、多くの作品に登場しています。
参拝記
2月下旬から3月上旬にかけて京都で研修があり、その前後の時間を利用して寺社巡りを楽しみました。
研修を終えたあと、京都駅のコインロッカーへ荷物を預け、JRで嵯峨嵐山駅へ。そこからバスに乗って向かったのが大覚寺です。
帰りは時間に余裕があったので歩いて駅まで戻りましたが、20分弱ほどの道のりで、嵯峨の街並みを楽しみながら歩くことができました。

お堂エリア
まずはお堂エリアから参拝します。
宸殿の前には右近の橘、左近の梅が植えられ、訪れた3月初めには可愛らしい梅の花が咲き始めていました。

宸殿から続く「村雨の廊下」は、平安時代を思わせるような趣があり、歩いているだけでも特別な気持ちになります。

心経前殿では100円で「一文字写経」ができます。
般若心経の一文字だけを筆でなぞる体験なので、時間がない方でも気軽に参加できます。私も一文字だけ書かせていただきました。
堂内には嵯峨天皇、弘法大師(秘鍵大師)、後宇多法皇、恒寂入道親王の尊像がお祀りされており、静かな空間でゆっくり手を合わせることができます。
安井堂ではお不動様にお参りしました。
こちらでは「不動護摩灰」が授与されていて、紙に包まれた護摩灰をお守りとしていただくことができます。私も一つ授かり、今もカバンに入れて持ち歩いています。
続いて本堂である五大堂へ。
堂内では多くの方が写経に取り組まれていました。
般若心経全文を書く本格的なものから、短時間で体験できる写経や写仏まで用意されており、自分の予定に合わせて選べるようです。
今回は時間の都合で写経はしませんでしたが、本堂の静かな空気の中で皆さんが集中して筆を動かしている様子を見ているだけでも、いつかここでゆっくり写経をしてみたいと思いました。
五大堂を抜けると、目の前には広々とした大沢池が広がります。
大沢池エリア
大沢池エリアは別料金ですが、お堂エリアの入り口でこちらのチケットも買っていたので、そのまま散策を始めました。

池の周囲には五社明神、護摩堂、閼伽堂、大日堂、歓喜天・十一面観世音菩薩を祀る聖天堂、心経宝塔などが点在し、一つひとつゆっくりお参りしながら歩いていきます。
↓ 聖天堂

私は『京都人の密かな愉しみ』のファンでもあります。
全シリーズの詳しくはこちら➡ 『京都人の密かな愉しみ』とは ― 美しい映像と音楽、季節をめぐる祈りと暮らし。その全体像をじっくり解説 ―
京都人~の監督である源孝志さんの作品・映画『木挽町のあだ討ち』では大覚寺がロケ地として使われており、正名僕蔵さん演じる久蔵が籠もって作業する場面は、この護摩堂で撮影されたようです。
ドラマの世界を思い浮かべながら歩く時間も、大覚寺ならではの楽しみでした。
しばらく歩くと梅林が現れます。
まだ満開ではありませんでしたが、ほころび始めた梅の花を見ることができ、春の訪れを感じることができました。

さらに奥には竹林もあり、紅葉の名所となる「もみじロード」も続いています。

新緑や紅葉の季節にもぜひ再び訪れてみたい場所です。
大沢池を半周したところには「ビューポイント」があり、池越しに本堂や心経宝塔を望む景色はとても美しく、大覚寺らしい風景をゆっくり楽しむことができました。(あまりうまく撮れてないけど、ビューポイントあたりで撮った写真を載せます。本当はもっとよく色々見えます!)

大沢池を一周し、参拝を終えます。
塔頭 覚勝院
そして最後に立ち寄ったのが、大覚寺の塔頭である覚勝院です。

ご本尊は十一面観世音菩薩。
さらに財運・福運を授ける歓喜天(聖天様)が祀られ、「嵯峨聖天」として信仰されています。
以前から聖天様をお参りする機会が増えていましたが、ここでも再びご縁をいただけたことがとても嬉しく感じました。

絵馬にはやはり大根が描かれていて、「やっぱり聖天様といえば大根なんだな」と思いながら、しっかりお参りしてきました。
聖天様について詳しくはこちら➡ 聖天さまとはどんな神様?│歓喜天・ガネーシャの正体と「怖い」と言われる理由
アクセス・拝観情報
所在地
京都市右京区嵯峨大沢町4
アクセス
- JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約20分
- 市バス・京都バス「大覚寺」下車すぐ
拝観時間
- 9:00~17:00(受付終了16:30頃)
拝観料
- お堂エリア 800円
- 大沢池エリア 500円
※最新の拝観情報・料金は公式サイトをご確認ください。
旅行アイテムのご紹介
お気に入りのガイドブック
私は歩いて沢山寺社に立ち寄りたいので、こちらのガイドブックでコースや時間を参考にしています!
モバイルバッテリー
旅先ではマップや乗換案内のためスマホを使用する頻度が高くなります。モバイルバッテリーは必ず持ち歩くようにしています!
日焼け止め
旅先では日焼け止め必需品ですね。
まとめ
大覚寺は歴史ある御殿建築を見学しながら、写経や庭園散策、大沢池をゆっくり巡ることができるお寺です。
嵯峨野らしい自然に囲まれ、季節ごとに異なる景色を楽しめるのも魅力でした。
そして最後に立ち寄った覚勝院では、再び聖天様とのご縁をいただくこともできました。
京都駅から少し距離はありますが、その分落ち着いた時間が流れていて、ゆっくり過ごしたい方にはぜひおすすめしたい場所です。
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