貴船神社 は、京都・洛北の山あいに鎮座する、水の神様を祀る神社です。
御祭神は 高龗神 。
古くから「水を司る神」として信仰され、雨乞いや水の恵みを願う人々に大切にされてきました。
また、貴船神社は
- 本宮
- 奥宮
- 結社(ゆいのやしろ)
の三社から成り立っており、三社すべてを巡る「三社参り」が正式な参拝とされています。
特に奥宮は、貴船神社発祥の地ともいわれる神聖な場所。
山と水の気配に包まれた空気は、京都市内とはまた違った静けさがあります。
✔ 参拝記
鞍馬寺、由岐神社を後にし、次に向かったのが貴船神社です。
前回の記事はこちら➡ 京都2月ひとり旅⑬鞍馬寺参拝記│宇宙とつながる山で静かに整う時間 ➡京都2月ひとり旅⑭由岐神社参拝記│鞍馬の山に抱かれる静寂と大杉の祈り
鞍馬駅から叡山電鉄に乗り、一駅先の貴船口駅へ。

駅を出ると、ちょうど貴船神社行きのバスが停まっていました。

普通の路線バスより少し小さめのバスで、そのまま乗車。
5分ほどでバスを降り、そこからさらに5分ほど歩くと貴船神社へ到着です。
歩いている途中、「鞍馬寺西門→」という看板を見つけました。

鞍馬寺から山道を歩けばここへ来られるんだなあ、と改めて実感。
距離としては1.5キロほどですが、2月上旬で雪も残っていたので、なかなか大変そうです。
本宮へ
まずは本宮へ向かいます。
よく写真で見る、赤い灯籠が並ぶ石段。

実際に見るととても雰囲気があり、山の静かな空気と相まって、特別な場所へ向かっていく感覚があります。

本宮でお参りをし、水占みくじへ。

貴船神社の御神水に浮かべると文字が浮かび上がる不思議なおみくじで、水の神様らしい授与ですね。
また、貴船神社は「絵馬発祥の地」ともいわれています。
昔、雨乞いや雨止みを祈願する際に、生きた馬の代わりとして木の板に馬を描いて奉納したことが、現在の絵馬の始まりになったそうです。
境内にある躍動感のある二頭の馬の像も印象的でした。

貴船川の流れる音、豊かな木々、澄んだ空気。
常に「水」の存在を感じる場所で、パワースポットと言われる理由がよく分かります。
雪の残る奥宮
本宮から奥宮までは、貴船川沿いを15分ほど歩きます。




川の音を聞きながらゆっくり進み、到着した奥宮は——驚くほど雪が残っていました。
門をくぐると一面真っ白。

踏み固められた雪が凍っていて、まるでスケートリンクのようです。
少しでも中央を歩けば滑って転びそうで、
皆さん慎重に端の雪の少ない場所を歩いていました。
奥宮は、貴船神社創建の地と伝えられる場所。
派手さはありませんが、とても静かで神聖な空気があります。
本殿の地下には「龍穴(りゅうけつ)」と呼ばれる大きな穴があるとされ、
強い気が集まる場所ともいわれているそうです。
さらに、御祭神である 玉依姫命 が乗ってきた黄船を隠したと伝わる「御船形石」もあります。

雪景色の中で見る奥宮は、本当に幻想的でした。
結社へ
奥宮から少し戻ると、縁結びで有名な結社があります。

恋愛成就のイメージが強いですが、
人との良いご縁や、仕事の縁なども結んでくださるそうです。
えんむすびの願い事を「結び文」の緑色の紙に書くのも特徴的ですね。

社の周囲をぐるりと回れるようになっていて、
歌人 和泉式部の歌碑もありました。

三社巡ってこその貴船神社
本宮だけを参拝して帰られる方も多いようでしたが、
個人的にはぜひ奥宮まで足を運んでほしいと思います。
特に奥宮は、シンプルながらも最も神聖な空気を感じる場所でした。
そして結社も、恋愛だけでなく「人とのつながり」を祈れる場所。
三社それぞれに違った空気があり、
すべて巡ることで、より深く貴船神社を感じられる気がします。

✔ アクセス・拝観情報
- 所在地:京都市左京区鞍馬貴船町180
- アクセス:叡山電鉄「貴船口駅」下車 京都バスで約5分+徒歩約5分
- 拝観時間:6:00~20:00 (5月1日~11月30日)
6:00~18:00(12月1日~4月30日)
授与所受付時間:9:00~17:00
※変更の可能性がありますので、公式サイトをご確認下さい。
- 拝観料:無料
✔ 一人旅の実用メモ
■ 日差し対策
✔ まとめ
貴船神社は、水と山の気配に包まれた、とても神秘的な場所でした。
本宮の華やかさ、
奥宮の静けさ、
結社のやさしい空気。
それぞれに違う魅力があります。
雪の残る2月の貴船は少し寒かったですが、
その分だけ空気が澄み、とても印象深い参拝になりました。
京都市内の賑わいとはまったく違う、
静かな山の時間を味わえる場所です。
今回宿泊したホテルの紹介はこちら ➡ 京都2月ひとり旅④|アルモントホテル京都宿泊記【駅徒歩圏・大浴場ありの快適ステイ】
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