京都駅から徒歩圏内にあり、五重塔で知られる世界遺産・東寺。街の喧騒に近いにもかかわらず、境内に一歩入ると凛とした空気が漂います。秋には広大な境内が紅葉に彩られ、特に夜間ライトアップでは幻想的な景色が広がります。一人旅でも立ち寄りやすく、心静かに紅葉を楽しめる寺院です。
目次
1 東寺の紅葉のみどころ、見頃
東寺の紅葉は、例年11月中旬から12月上旬にかけて見頃を迎えます。
境内に植えられたモミジやイチョウが鮮やかに色づき、特に池に映る五重塔と紅葉のコントラストは圧巻。夜間ライトアップでは水鏡に映る景色が幻想的で、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。

2 混雑を避けるコツ
紅葉シーズンの東寺は非常に混雑します。昼間は観光バスも多く人波が絶えませんが、午前中の早い時間を狙うと比較的落ち着いて参拝できます。ライトアップも人気ですが、点灯直後の時間帯に訪れると、比較的人が少なく落ち着いて写真撮影ができます。

3 一人旅で感じる「癒し」と「祈り」
東寺の魅力は、五重塔を背景に静かに歩くだけで心が整っていくような時間を過ごせること。大伽藍に囲まれ、ひとりで紅葉を見上げると日常の小さな悩みもスッと和らぎます。また、講堂の立体曼荼羅や金堂の仏像群に向き合うと、自然と祈りの気持ちが生まれ、一人旅ならではの内省的なひとときを持つことができます。
私がすごく悩んでいた頃、一人で東寺へ行き金堂の薬師如来様の前で長く手を合わせました。心が穏やかになりたいと思って、金堂の自然光が少しだけ入る薄明りの中、ほのかに照明が当てられた薬師如来様と向き合いました。静かに祈りの時間を過ごすことが出来る場所です。
4 東寺の拝観情報(ライトアップ含む)
- 拝観時間:通常 8:00〜17:00(受付終了16:30)
御影堂、食堂などの拝観は無料です。
- ライトアップ期間:2025年11月1日~12月14日(17:30〜21:30、最終受付21:00)
- 拝観料:
- 通年公開(金堂・講堂):大人 800円
- 紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観:大人 1,000円
- その他、有料拝観会期あり
5 アクセス情報
京都市南区九条町1番地
- JR「京都駅」八条口から徒歩約15分
- 近鉄「東寺駅」から徒歩約10分
- 市バス(78・19・71・16系統)「東寺東門前」下車すぐ
京都駅から歩ける距離にあるため、新幹線で到着してすぐに立ち寄れる便利さも魅力です。
【京都駅周辺に宿泊して夜のライトアップを楽しむには、こちらのホテル情報をご覧ください】
→「秋の京都ひとり旅ガイド|紅葉と静けさを楽しむビジネスホテルステイ」
→京都駅に泊まって楽しむ秋旅|東寺のライトアップと大原の紅葉
6 穴場スポットと合わせて楽しむ
- 観智院(東寺の塔頭寺院。国宝・五大虚空蔵菩薩像で知られる静かな空間)
拝観料500円ですが、東寺の金堂・講堂との共通券800円があります。
- 東寺南大門周辺の町歩き(古い町家やローカルな雰囲気を味わえる)
京都駅から行くと近い「慶賀門(けいがもん)」から東寺へ参拝される方が多いと思いますが、南側の「南大門」も立派なので是非見ていただきたいです。周辺を散策し東寺餅も召し上がってほしい!
- 梅小路公園(紅葉と広々とした芝生、京都鉄道博物館も併設)
東寺から北へ進み線路を渡った先です。紅葉の合間に、地元の空気感を楽しみたい方におすすめです。
7 一人旅の実用メモ
- 歩きやすいスニーカー:広い境内を歩き回るのでクッション性のある靴が安心。
- モバイルバッテリー:ライトアップを撮影するために、ぜひモバイルバッテリーの準備を!
- おすすめのガイドブック:こちらのガイドブックを長年愛用しています。観光地ごとの見やすい地図、ルート、お目当て以外にもちょっと立ち寄れる見どころがまとまっていて大変便利です!
沢山歩いて色んなところを観光したい方は是非。
8 東寺のまとめ
京都駅から徒歩圏内でアクセスできる世界遺産・東寺。五重塔と紅葉が織りなす景観は京都ならではの象徴的な風景です。混雑を避ける工夫をすれば、一人旅でも心ゆくまで紅葉を堪能できるでしょう。日中の鮮やかな彩りと夜間ライトアップの幻想的な景色、その両方を楽しめるのも東寺ならではの魅力です。
【合わせてこちらもお読みください!】→【完全ガイド】京都の紅葉で癒される旅|神社・お寺・一人旅おすすめスポット
➡JTBでツアーを探す

