gtag.js 春の真如堂|春の光と大涅槃図に出会う、癒しの一人旅 - 月光喫茶室

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春の真如堂|春の光と大涅槃図に出会う、癒しの一人旅

京都・左京区にある天台宗の名刹「真如堂(真正極楽寺)」

哲学の道エリアにありながら、驚くほど静かで、春の光と風がゆっくり流れる“癒しの寺”として知られています。

春は桜と新緑だけでなく、

毎年 3月に特別公開される「大涅槃図」でも多くの人を惹きつけます。

華やかな名所とはまた違う、

心がふわっとほどけるような春の時間。

一人で訪れると、その魅力がより深くしみてくる場所です。


春のみどころ

① 大涅槃図の一般公開(3月1日〜31日)※変更の可能性あり

真如堂の春の代名詞ともいえるのが、

全長約6メートルにも及ぶ「大涅槃図」の特別公開。

本堂いっぱいに広がる大画面に、釈迦入滅の場面が描かれ、

動物たち、弟子たちが嘆き悲しむ姿が細かく描写されています。

描かれている生類は127種類で日本最多と言われています。

※一般公開の期間は公式サイトをご確認下さい。


※「涅槃図(ねはんず)」とは

釈迦が沙羅双樹の下で入滅する際の場面を描いた仏教絵画

お釈迦様が横たわり、そのまわりには弟子や菩薩、動物たちが集まっています。

悲しみに沈む表情が繊細に描かれ、

その場に立つと「静寂の中にある大いなる慈悲」のようなものを感じます。

真如堂の涅槃図は迫力と美しさが格別で、

春に訪れる価値を一層高めている特別な宝物です。


② 授与される「花供曽(はなくそ)」

大涅槃図の春期公開中に授与されるのが、

小さなあられに黒砂糖をからめたお菓子「花供曽(はなくそ)」。

“花供御(はなくご)”が訛って「はなくそ」と呼ばれるようになったそうです。

口に含むとほろっと崩れ、どこか懐かしい味。

春の限定授与なので、毎年楽しみに訪れる人も多い縁起物です。


③ 三重塔としだれ桜のしずかな美

真如堂の桜は華美ではなく、落ち着いた雰囲気が魅力。

特に三重塔のそばのしだれ桜は、春の光と溶け合うように美しい景色をつくります。

人が少なく、写真も撮りやすい穴場的存在。


④ 参道に降りそそぐ春の光

本堂へ向かう参道は木々に囲まれ、春の光が細やかに揺れます。

歩くだけで心が整い、春の“やさしい時間”を味わえる道です。


一人旅で感じる「癒し」と「祈り」

① 自分のペースで歩ける“ゆるやかな境内”

春の京都は賑わいが増しますが、真如堂は不思議と静けさを保っています。

広い境内で自分のペースを取り戻すような感覚があり、足を進めるごとに心が軽くなります。

② 大涅槃図の前で深呼吸

大涅槃図を前にすると、誰もが自然と静かに手を合わせます。

色も線も優しく、それでいて圧倒的な存在感。

「春を迎える前に、心のしこりがほどけていくような感覚」を

味わえるのが真如堂の春の魅力です。

③ お庭の静けさ

入滅(お釈迦様の最期)をモチーフにした枯山水「涅槃の庭」

日本を代表する作庭家・重森三玲の流れを引く重森千青氏による「随縁の庭」


拝観情報

  • 拝観料:通常期500円

特別拝観(春季・秋季)800円

春季(涅槃図特別公開・花供曽あられ付)

秋季(観経曼荼羅・宝物特別公開)

  • 拝観時間:9:00〜16:00
  • 大涅槃図の公開期間:毎年3月1日〜31日※変更の可能性あり
  • 宗派:天台宗
  • ご本尊:阿弥陀如来

アクセス情報

  • 住所:京都市左京区浄土寺真如町82
  • バス:市バス5・17系統「錦林車庫前」から徒歩8分
  • 地下鉄:東西線「蹴上」駅から徒歩25分
  • 哲学の道から徒歩10〜12分

バスの場合最寄りの「真如堂前」からは急な上り坂になるため、「錦林車庫前」をおすすめします。


穴場スポットと合わせて楽しむ

● 金戒光明寺(黒谷さん)

真如堂の隣。阿弥陀堂や山門からの眺めが絶景。

金戒光明寺|秋に訪れたい紅葉と祈りのひとり旅スポット

● 霊鑑寺(椿の名所)

徒歩圏内で、春だけの公開。椿が美しい静かな寺。

春の霊鑑寺|椿が彩る春だけの特別公開

● 哲学の道

真如堂から歩いて下ると、春の散策にぴったりの道が続きます。

【哲学の道】のまとめはこちら ➡ 春の哲学の道|静けさに包まれる寺社と癒しの散策ガイド


一人旅の実用メモ

  • ストール
  • 日焼け止め
  • おすすめガイドブック

→こちらのガイドブックを長年愛用しています。観光地ごとの見やすい地図、ルート、お目当て以外にもちょっと立ち寄れる見どころがまとまっていて大変便利です!
沢山歩いて色んなところを観光したい方は是非。

おすすめのホテルをチェック→春に泊まりたい癒しの宿7選|桜の香りとともに心ほどける京都ステイ

春の真如堂まとめ

真如堂の春は、静けさと光がやさしく溶け合う癒しの時間。

特に 大涅槃図公開花供曽の授与 はこの季節だけの特別体験です。

静かな桜、やわらかな参道の光、ご本尊の慈悲深いまなざし。

どれも“一人旅の春”にしっとり寄り添ってくれるものばかり。

京都の華やかな春とはまた違う、

「静かな春を深く味わう」ための場所として、ぜひ訪れてみてください。

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  • この記事を書いた人

月山

京都の寺社の魅力を、一人旅の視点でご紹介しています。 旅を通じて出会う静けさや癒しを大切にしています。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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