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春の安楽寺|桜と哲学の道の終着で出会う、癒しのひととき

春の京都、哲学の道を北へ歩ききったところ。

桜のアーチを抜けたその先に、静かにたたずむのが「安楽寺」です。

普段は非公開のこのお寺が春に門を開く——それはまるで、季節に導かれるような特別なご縁。

観光客の多い哲学の道を少し外れるだけで、心がふっと軽くなるような、柔らかな静けさが広がります。


春のみどころ

安楽寺の春の見どころは何といっても花。

3月の末頃から「さくら」、5月上旬の「つつじ」、5月下旬〜6月上旬の200本程ある「さつき」と、次々に開花して季節のグラデーションを感じられます。

(通常土日のみの公開ですが、平日の公開もあるようなので公式サイトで日程はご確認ください)

境内では、春の特別公開時に本堂の阿弥陀如来様や書院も拝観でき、歴史と祈りを静かに感じられます。

30分おきに住職からお寺の説明もしていただけます(2025年の情報)。


一人旅で感じる「癒し」と「祈り」

安楽寺の魅力は、観光地らしからぬ静けさと時間の流れのゆるやかさ

哲学の道を歩いてきた後に訪れると、心がすっと落ち着くのがわかります。

境内の苔むした庭や、本堂前のしだれ桜の光景は、まるで時間が止まったよう。

一人で過ごすこの時間こそ、まさに「心を整える旅」のひとときです。


後鳥羽上皇の女官、松虫姫と鈴虫姫が安楽寺を開山した法然上人の弟子・住蓮上人と安楽上人のもとで密かに出家いたしました。

このことを知った上皇は激怒し、両上人は斬首され、法然上人も迫害を受けます。

松虫姫と鈴虫姫は島に流され、念仏三昧の余生を送ったそうです。

境内には彼らの供養塔が残されています。

祈りの心が息づいていることを感じられます。


拝観情報

安楽寺は普段非公開ですが、春と秋の特別公開期間に拝観可能です。

  • 春の公開期間:例年4月上旬、5月上旬、5月下旬〜6月上旬の土日

(さくら、つつじ、さつきの開花に合わせて)

  • 拝観時間:10:00〜16:00
  • 拝観料:公開期間のみ500円

※最新情報は安楽寺公式サイトまたは京都市観光協会のページをご確認ください。


アクセス情報

  • 住所:京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21
  • アクセス: ・市バス「錦林車庫前」または、京都駅から5系統「真如堂前」下車 徒歩約15分 ・銀閣寺や哲学の道から徒歩約15分

哲学の道を歩いたあと、静かな締めくくりとして訪れるのがおすすめです。


穴場スポットと合わせて楽しむ

  • 法然院:苔むす山門が美しく、同じく春の柔らかい空気を感じられる寺院。

春の法然院|桜と苔の静寂に包まれる「癒しの時間」哲学の道の奥で感じる祈り

  • 霊鑑寺:椿が見頃の時期に公開される尼門跡寺院。女性らしい優雅な雰囲気が魅力。
  • 銀閣寺:哲学の道を歩く前後に立ち寄りたい、東山文化を象徴する静かな名刹。

一人旅の実用メモ

春の京都は朝晩の寒暖差が大きいので、薄手のストールや羽織れるカーディガンがあると安心です。

また、写真を撮る方には小型の三脚やスマホスタンドもおすすめ。静かな時間を邪魔せず、自然光を生かした撮影ができます。

▶【ストール】

軽くて薄いので荷物もコンパクトになって便利です。

▶【おすすめガイドブック】

→こちらのガイドブックを長年愛用しています。観光地ごとの見やすい地図、ルート、お目当て以外にもちょっと立ち寄れる見どころがまとまっていて大変便利です!
沢山歩いて色んなところを観光したい方は是非。


安楽寺のまとめ

春の京都の中でも、安楽寺は“静けさの春”を感じる特別な場所。

華やかさの中にも凛とした佇まいがあり、まるで自分の心と向き合う時間をくれるようです。

桜の花びらが舞う境内を一人歩きながら、心の奥でそっと祈る。

そんな体験ができるのが、春の安楽寺です。

よろしければこちらもどうぞ→冬の安楽寺|静けさに癒される門前散歩と、春への祈り

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  • この記事を書いた人

月山

京都の寺社の魅力を、一人旅の視点でご紹介しています。 旅を通じて出会う静けさや癒しを大切にしています。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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