嵯峨野の小高い丘に佇む「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」。山門へ続く石段を登ると、紅葉のトンネルが旅人を迎えてくれます。喧騒から離れた静けさを感じられる、嵐山でも特に一人旅におすすめの紅葉スポットです。
目次
1. 常寂光寺の紅葉のみどころ・見頃
常寂光寺の見どころは、山門から本堂へ続く石段に広がる紅葉のトンネルです。特に11月中旬〜下旬が見頃で、赤や橙、黄色のグラデーションが参道を覆い、幻想的な雰囲気を作り出します。
また、多宝塔の周辺は高台になっており、京都市街を背景に紅葉を望むことができるのも魅力。静かな山寺のような空気感と、街を一望できる開放感の両方を楽しめます。

2. 混雑を避けるコツ
嵐山は紅葉シーズンに大変混雑しますが、常寂光寺は嵐山中心部から少し歩くため、比較的落ち着いた雰囲気で紅葉を楽しめます。
特におすすめは午前中の早い時間。開門直後に訪れると、柔らかな朝日と紅葉のコントラストを静かに堪能できます。また、閉門近くの夕方も人が少なく、しっとりとした紅葉を楽しむのに最適です。
3. 一人旅で感じる「癒し」と「祈り」
静かな石段を一歩ずつ上がるたび、都会で抱えていた思考がすっと消えていくような感覚を覚えます。紅葉に包まれた本堂や多宝塔の周辺で深呼吸をしていると、「ここにいるだけで心が洗われる」という感覚を持てる場所です。
一人旅だからこそ、自分のペースで歩き、腰を下ろし、紅葉とともに流れる時間に身をゆだねられる——常寂光寺はそんな癒しのスポットです。

4. 拝観情報
- 拝観時間:9:00〜17:00(受付終了16:30)
- 拝観料:大人 500円
- 本堂・書院内部特別拝観:2025年11月18日(火)~30日(日)の9時~16時 500円
この期間しか見られない、本堂中庭のお庭も紅葉が大変美しいです。
5. アクセス情報
- 所在地:京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
- 最寄駅:
阪急「嵐山駅」から徒歩35分
京福電鉄(嵐電)「嵐山駅」から徒歩25分
- バス:京都駅から市バス(28系統)「嵯峨小学校前」下車、徒歩約15分
嵐山中心地から少し離れているため、散策を楽しみながら歩いて向かうのがおすすめです。
👉 京都駅前に泊れば、朝から移動がスムーズです。
→「秋の京都ひとり旅ガイド|紅葉と静けさを楽しむビジネスホテルステイ」
→京都駅に泊まって楽しむ秋旅|東寺のライトアップと大原の紅葉
👉阪急沿線に泊れば、京都駅の混雑に巻き込まれず嵐山へ出られます。
→阪急沿線に泊まろう|京都観光と嵐山アクセスに便利なホテル3選
6. 穴場スポットと合わせて楽しむ
常寂光寺のすぐ近くには、紅葉の馬場で有名な二尊院や、嵐山を一望できる大河内山荘庭園があります。少し足を伸ばせば宝厳院や天龍寺も徒歩圏内なので、常寂光寺を中心に紅葉めぐりの小さなコースを作ると、一人旅でも満足度が高い散策ができます。
【詳しくはこちらをご覧ください】嵯峨野・嵐山の紅葉完全ガイド|アクセス・見どころ・一人旅におすすめの過ごし方
7. 一人旅の実用メモ
- 靴:石段や坂道が多いため、履き慣れたスニーカーや歩きやすいシューズが必須。
- 荷物:紅葉散策は時間が長くなりがちなので、小さなリュックが便利。
- 持ち歩き用カメラ:紅葉の風景を鮮やかに残したい方は、スマホ用の広角レンズやミラーレス一眼が便利です。
- モバイルバッテリー:ライトアップを撮影するために、ぜひモバイルバッテリーの準備を!
- おすすめのガイドブック:こちらのガイドブックを長年愛用しています。観光地ごとの見やすい地図、ルート、お目当て以外にもちょっと立ち寄れる見どころがまとまっていて大変便利です!
沢山歩いて色んなところを観光したい方は是非。
8. 常寂光寺のまとめ
嵐山の紅葉といえば観光客でにぎわうイメージがありますが、常寂光寺は一歩奥に入った静かな山寺。石段を覆う紅葉のトンネルや、多宝塔からの絶景は、訪れる人の心を癒します。
一人旅で静かに紅葉を楽しみたい方に、ぜひおすすめしたい嵐山の隠れた名所です。
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