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京都12月ひとり旅⑯ 護王神社参拝記│足腰の神と和気清麻呂の真実

京都・護王神社とは

護王神社は、京都御所の西側、烏丸通沿いに鎮座する神社です。

御祭神は

  • 和気清麻呂
  • 和気広虫(清麻呂の姉)

とくに「足腰の神様」として広く知られています。

その信仰の由来は、奈良時代に起きた「道鏡事件」にあります。


和気清麻呂と道鏡事件

奈良時代僧・道鏡皇位に就こうとした事件がありました。

称徳天皇の寵愛を受けていた道鏡は、「宇佐八幡の神託で道鏡を天皇にすべきと出た」と主張します。

真偽を確かめるため、宇佐八幡宮へ遣わされたのが清麻呂公でした。

結果は――

「皇位は必ず皇族が継ぐべし」

清麻呂はこの神託を正直に報告。

それにより称徳天皇の怒りを買い、流罪となります。

さらに伝説では、脚の腱を切られたとも語られます。

しかし流刑の途中、

三百頭の猪が現れ、清麻呂を守り、脚も回復したと伝えられています。

この故事から、

猪=足腰守護

という信仰が生まれました。


参拝記 ― 父の足の回復を願って

本法寺から同志社大学を横目に歩き、御所西側へ。

父が病気で脚を悪くし、いまリハビリ中です。

足腰の神様であるここへ、寄れるときは寄らせてもらうようにしています。

境内には、狛犬ではなく狛猪

小さなものから大きなものまで、あちらにもこちらにも猪がいます。

塀には、清麻呂公の伝説が絵とともに解説されていて、

まるで歴史の絵巻を読むよう。

奈良時代の政治の緊張、天皇の血統を守ったという誇り。

清麻呂公は、かつて紙幣の肖像にもなりました。

「皇統を守った人物」として、近代には国家的英雄とされていた時代もあります。

今はあまり語られなくなりましたが、ここへ来るとその存在が静かに息づいています。

毎月21日は「足腰祭」。

短冊に願いを書き、父の回復を祈りました。

歴史への興味と、家族への祈り。

この神社は、私にとってその二つが交差する場所です。


アクセス・参拝情報

所在地:京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町

最寄駅:地下鉄「丸太町」駅 徒歩約7分

市バス51系統「烏丸下長者町」下車すぐ

参拝時間:6:00~21:00

授与品・ご朱印ご祈祷受付時間:9:30~16:30

※最新情報は公式サイトをご確認ください。


護王神社のまとめ

護王神社は、単なる「足腰の神社」ではありません。

そこには、

・奈良時代の政変

・真実を貫いた一人の官人

・猪に守られたという伝説

・そして今も続く祈り

が重なっています。

歴史を知ると、参拝はより深くなります。

父の足が少しでも良くなりますように。

そして、歩けることのありがたさを忘れませんように。

また、寄らせていただきます。

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  • この記事を書いた人

月山

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