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京都12月ひとり旅⑭ 妙顕寺参拝記│門に惹かれて出会った波揺題目

■ 妙顕寺とは

京都・上京区にある日蓮宗の大本山。

室町時代から続く格式ある寺院で、所願成就(願いを叶える)の祈りの場として信仰を集めています。

境内には歴史的な建築や庭園が残り、

静けさの中に凛とした空気が流れています。


■ 勅願寺とは?

山門に金色で掲げられていた「勅願寺」の文字。

勅願寺とは、天皇の命によって国家安泰や人々の幸福を祈願する寺のこと。

つまり、朝廷から公式に祈りを託されたお寺。

それだけで、長い歴史と高い格式が感じられます。

門をくぐる前から、ただならぬ雰囲気がある理由はここにあるのかもしれません。


■ 扁額(へんがく)の文字がか素敵

本堂正面、屋根の下に掲げられている看板は扁額と呼ばれます。

寺の名前や山号を示すだけでなく、

その寺の威厳や伝統を象徴する“顔”のような存在。

妙顕寺の文字は、まるで龍がうねるような勢いがあって、

思わず立ち止まって見入ってしまいました。


■ 波揺題目(なみゆりだいもく)

妙顕寺の御朱印にも用いられる独特の書体。

言い伝えによれば、

妙顕寺を開いた日像上人が海面にお題目を書くと、文字が金色に光り、

波に揺れるように浮かび上がったことから名付けられたそうです。

力強さの中に、どこか神秘的な美しさがあります。


■ 髭題目(ひげだいもく)

文字の末端を長く引き、髭のように伸ばす筆法。

線が強調されることで、お題目に勢いと霊力が宿るとされているそうです。


■ 境内を歩く

今回は本法寺へ向かう途中、

立派な門に惹かれてふらりと立ち寄ることになりました。

予定していなかった出会い。

でも、こういう偶然が旅を豊かにしてくれます。


方丈から大本堂へ

本堂の天井は格天井(ごうてんじょう)

格子状に区切られた升目の中に家紋や絵が入り、

格式の高さや、祈りの場の神聖さを示しています。

見上げるだけで圧倒される豪華さでした。


金丸を鳴らす

大きなおりんのような金丸

響きが広がり、本堂全体が震えるよう。

音で場が清められていく感覚がありました。


四海唱導の庭

勅使門と枯山水

石と砂だけなのに、物語が広がる。

静かに整えられた空間に、

自然と呼吸もゆっくりになります。


光琳曲水の庭

尾形光琳の意匠をもとに作庭された庭。

赤松は約400年、黒松は約200年

長い時間、この場所を見守ってきた枝ぶりの美しさに目を奪われます。


■ 円窓はなぜある?

お寺でよく見かける丸い窓

円は欠けることのない真理や悟り、宇宙を象徴します。

また、切り取られた景色そのものを一幅の絵のように見せる役割も。

つまり、外の自然までもが祈りの一部になる。

ただのデザインではなく、深い意味が込められているんですね。


■ アクセス・拝観情報

  • 所在地:京都市上京区妙顕寺前町514
  • 市バス利用が便利

9・12・67系統「堀川寺之内」下車徒歩約5分

  • 拝観時間 10:00~16:30(最終受付 16:00)
  • 拝観料 500円

■ 妙顕寺のまとめ

予定にはなかったのですが、思わず参拝してしまいました。

その偶然から始まった参拝で、

勅願寺の歴史

波揺題目の神秘

龍のような文字

祈りの庭

たくさんの出会いをいただきました。

京都を歩いていると、

行くはずではなかった場所こそ、心に残る。

そんな一日になりました。

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月山

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