目次
■ 妙顕寺とは
京都・上京区にある日蓮宗の大本山。
室町時代から続く格式ある寺院で、所願成就(願いを叶える)の祈りの場として信仰を集めています。
境内には歴史的な建築や庭園が残り、
静けさの中に凛とした空気が流れています。
■ 勅願寺とは?
山門に金色で掲げられていた「勅願寺」の文字。

勅願寺とは、天皇の命によって国家安泰や人々の幸福を祈願する寺のこと。
つまり、朝廷から公式に祈りを託されたお寺。
それだけで、長い歴史と高い格式が感じられます。
門をくぐる前から、ただならぬ雰囲気がある理由はここにあるのかもしれません。

■ 扁額(へんがく)の文字がか素敵
本堂正面、屋根の下に掲げられている看板は扁額と呼ばれます。
寺の名前や山号を示すだけでなく、
その寺の威厳や伝統を象徴する“顔”のような存在。
妙顕寺の文字は、まるで龍がうねるような勢いがあって、
思わず立ち止まって見入ってしまいました。

■ 波揺題目(なみゆりだいもく)
妙顕寺の御朱印にも用いられる独特の書体。
言い伝えによれば、
妙顕寺を開いた日像上人が海面にお題目を書くと、文字が金色に光り、
波に揺れるように浮かび上がったことから名付けられたそうです。
力強さの中に、どこか神秘的な美しさがあります。
■ 髭題目(ひげだいもく)
文字の末端を長く引き、髭のように伸ばす筆法。
線が強調されることで、お題目に勢いと霊力が宿るとされているそうです。
■ 境内を歩く
今回は本法寺へ向かう途中、
立派な門に惹かれてふらりと立ち寄ることになりました。
予定していなかった出会い。
でも、こういう偶然が旅を豊かにしてくれます。

方丈から大本堂へ
本堂の天井は格天井(ごうてんじょう)。

格子状に区切られた升目の中に家紋や絵が入り、
格式の高さや、祈りの場の神聖さを示しています。
見上げるだけで圧倒される豪華さでした。
金丸を鳴らす
大きなおりんのような金丸。

響きが広がり、本堂全体が震えるよう。
音で場が清められていく感覚がありました。
四海唱導の庭
勅使門と枯山水。

石と砂だけなのに、物語が広がる。
静かに整えられた空間に、
自然と呼吸もゆっくりになります。
光琳曲水の庭
尾形光琳の意匠をもとに作庭された庭。
赤松は約400年、黒松は約200年。

長い時間、この場所を見守ってきた枝ぶりの美しさに目を奪われます。
■ 円窓はなぜある?
お寺でよく見かける丸い窓。
円は欠けることのない真理や悟り、宇宙を象徴します。

また、切り取られた景色そのものを一幅の絵のように見せる役割も。
つまり、外の自然までもが祈りの一部になる。
ただのデザインではなく、深い意味が込められているんですね。
■ アクセス・拝観情報
- 所在地:京都市上京区妙顕寺前町514
- 市バス利用が便利
9・12・67系統「堀川寺之内」下車徒歩約5分
- 拝観時間 10:00~16:30(最終受付 16:00)
- 拝観料 500円
■ 妙顕寺のまとめ
予定にはなかったのですが、思わず参拝してしまいました。
その偶然から始まった参拝で、
勅願寺の歴史
波揺題目の神秘
龍のような文字
祈りの庭
たくさんの出会いをいただきました。
京都を歩いていると、
行くはずではなかった場所こそ、心に残る。
そんな一日になりました。
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