正伝寺とは
正伝寺(しょうでんじ)は、京都市北区にある臨済宗南禅寺派の寺院です。
比叡山を正面に望む借景庭園で知られ、静かな環境の中で庭と山を一体として味わえる場所として、ひそかに愛されています。
観光地として賑わうエリアからは少し離れており、
アクセスの手間もあってか、境内はいつも比較的落ち着いた雰囲気。
ゆっくり庭を眺めたい人や、静かな時間を過ごしたい人に向いているお寺です。
正伝寺へ向かう道のり
正伝寺へは、最寄りのバス停から歩いて15分ほど。
少し距離があると聞いていましたが、実際に歩いてみると、思ったほど遠くは感じませんでした。
民家の立ち並ぶ道を抜け、少し山沿いの道を歩いていると、ふっと門が現れます。

目的地に「到着した」というより、
静かな場所に迎え入れられたような感覚でした。
門をくぐると、高い木々に囲まれた参道が続きます。
さらにもう一つ門を抜けると、小さな橋があり、
その下には小川が静かに流れていました。
紅葉に染まる参道
参道には大きなモミジ(カエデ)の木があり、
階段はオレンジから黄色へと染まっていました。

この参道だけで、すっかり足が止まります。
先を急ぐ理由が、どこにもありません。
少し進むと、パンフレットで見たことのある景色が現れました。

坂道になった参道の奥に建物が見え、
左手には盛り土か石垣が続き、その上には赤いカエデの葉が静かに落ちています。

比叡山を借景にした庭
方丈で襖絵を拝見してやがて庭に出ると、正面には比叡山。
雲一つない空の下、白くかすんだ山の輪郭が、
庭の一部のように自然に溶け込んでいました。

実は、正伝寺へ向かうバスの車窓からも、
比叡山の姿が少しずつ見えてきて、
その時点で、すでに心をつかまれていたのかもしれません。
庭を眺める間、先客は一人だけ。
そして、庭に向き合っている時間は、私ひとりでした。
獅子の児渡し庭園と言われています。
鳥の声も多くはなく、音といえば、風と、遠くの気配だけ。
「静かだ」と意識する前に、
すでにその中に身を置いている、そんな時間でした。
何も起こらない時間
空は澄み、比叡山は淡く、
庭を前に、しばらくぼんやりと座っていました。
ここで何か特別な感覚を得た、というわけではありません。
静かに座り、お庭をただ見る。
こんなに清々しい場所で一人過ごせることが大変貴重でありがたかったです。
参拝情報・アクセス案内
正伝寺 基本情報
- 宗派:臨済宗南禅寺派
- 拝観時間:9:00~17:00
- 拝観料:500円
※拝観時間・拝観料は変更されることがあるため、訪問前に公式情報をご確認ください。
アクセス
- 市バス利用 西賀茂車庫行9・37系統
- 神光院前下車 徒歩約15分
私は地下鉄北大路駅まで行き、北大路バスターミナルから西賀茂車庫行へ乗車しました。

正伝寺まとめ
正伝寺は
比叡山を借景にした庭、
紅葉に彩られた参道、
静かな空気と、ゆっくり流れる時間。
派手さはありませんが、
それが心に残る、素晴らしいお寺です。
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