gtag.js 京都12月ひとり旅⑨ 妙心寺・退蔵院参拝記|余香苑と雲龍図、静けさに包まれる禅の時間 - 月光喫茶室

京都旅行参拝記

京都12月ひとり旅⑨ 妙心寺・退蔵院参拝記|余香苑と雲龍図、静けさに包まれる禅の時間

禅の庭と雲龍図に包まれる、静かな時間

妙心寺・退蔵院とは

  • 妙心寺(みょうしんじ)は、臨済宗妙心寺派の大本山。

京都市右京区花園に広大な寺域を持ち、40あまりの塔頭(たっちゅう)が並ぶ、日本最大級の禅寺です。

その山内にある塔頭のひとつが、退蔵院(たいぞういん)

室町時代創建の古刹で、庭園の美しさでも特に知られています。

禅寺の魅力とは?「禅の空気」に包まれる時間


妙心寺を訪れて|まずは退蔵院へ

妙心寺の南総門をくぐり境内へ。

公式サイトによると、

令和6年5月20日より約2年間終日、工事のため大庫裏の拝観は休止中。 拝観可能なのは法堂のみ(拝観料500円)

とのことでした。

今回は法堂へ伺う前に、

妙心寺の塔頭の中でも特に有名な退蔵院を先に参拝することにしました。


退蔵院|余香苑と陰陽の庭

池泉回遊式庭園「余香苑(よこうえん)」

まず拝見したのは、

四季折々の景色が美しい池泉回遊式庭園「余香苑」

12月のため、名物の紅しだれ桜は枝だけの姿でしたが、その大きな枝ぶりが庭を覆うように広がり、

そこへ真っ赤な紅葉が映えていて、とても印象的でした。

思っていた以上に庭は広く、池もあり、歩くごとに景色が変わっていきます。

公式サイトにある

正面から庭園を見渡すと、奥行きが生まれ、庭園が広く見える

という言葉どおり、庭の奥が少し高くなり、その先が見えない構造のため、

遠近法のような効果で奥行きを強く感じました。

陰陽の庭

陰陽の庭は枯山水の庭園

【陽の庭】

【陰の庭】

静けさの中で石と砂だけが語りかけてくるような、禅らしい引き締まった空気を感じます。


方丈と襖絵、そして国宝・瓢箪図

続いて方丈へ上がり、襖絵を拝見しました。

退蔵院は、宮本武蔵が修行に励んだと伝えられている寺でもあります。

ここで見ることができるのが、

国宝「瓢箪図(ひょうたんず)」

これは禅の公案(修行のための問い)を絵にしたもので、「瓢箪でなまずを捕まえることはできるか?」

という、答えのない問いが投げかけられています。


元信の庭|絵画のような枯山水

狩野元信が作庭した枯山水庭園、

「元信の庭」も見どころのひとつです。

この庭は縁側からではなく、大きく開いた窓から眺めるという独特の鑑賞方法。

どの窓から見るかによって切り取られる景色が変わり、まるで立体的な絵画を見ているような感覚になります。

座ってしばらく何も考えずに眺めていました。


妙心寺 法堂へ|雲龍図と梵鐘

退蔵院を出て、妙心寺の法堂へ向かいます。

途中にある仏殿は外観のみですが、とても大きく立派な建物です。

狩野探幽筆・雲龍図

法堂の天井いっぱいに描かれた

狩野探幽筆の雲龍図は、8年の歳月をかけて完成したもの。

とにかく大きく、迫力があり、見る位置を変えるたびに表情が違って見えます。

堂内では解説のアナウンスが流れており、その音声を聞きながら、ゆっくりと時間をかけて眺めることができました。

国宝・妙心寺梵鐘

堂内には、国宝・妙心寺梵鐘も安置されています。

奈良時代、文武天皇2年(698年)に製作された、製作年がわかるものとしては最古の梵鐘。

現在は保存のため吊るされておらず、鐘を突くこともできませんが、

以前に録音された鐘の音を解説の中で聴くことができます。


境内を歩いて、北総門へ

今回拝観できたのは法堂のみでしたが、妙心寺の境内はとても広く、建物も立派。

塔頭が並ぶ道を、南総門とは反対側の北総門へ向かって歩きました。

手入れされた垣根、石畳、奥に見える山の気配。

歩くだけでも心が整うような道でした。


参拝・拝観情報

退蔵院

  • 拝観時間:9:00〜17:00(冬期(12月中旬〜2月末)は16:00)
  • 拝観料:大人700円
  • 見どころ:余香苑、陰陽の庭、国宝・瓢箪図、元信の庭

妙心寺 法堂

  • 拝観時間:9:00〜16:00
  • 拝観料:500円
  • 備考:大庫裏は工事中のため拝観不可(約2年間予定)

アクセス

  • JR嵯峨野線「花園駅」徒歩約5分
  • 市バス「妙心寺前」南門まで徒歩約4分 「妙心寺北門前」北門まで徒歩約2分

私は62・63系統で「妙心寺前」までバスで行きました。バスを降りると大きな案内がありすぐわかりました。

⇧バスを降りるとこちらが見えます!


妙心寺・退蔵院まとめ

退蔵院の庭園で心をほどき、妙心寺法堂の雲龍図で圧倒され、最後は境内を歩いて静かに余韻を味わう。

派手さはないけれど、禅の美しさと深さを、ゆっくり感じられる場所でした。

12月の静かな京都で訪れるには、とてもよい選択だったと思います。


今回宿泊したホテルの紹介はこちら ➡ 京都12月ひとり旅①|ヴィアインプライム京都駅八条口 宿泊記レビュー【駅徒歩すぐ&ロッカー完備】

▽今回の京都12月ひとり旅シリーズ
→【準備中】京都12月ひとり旅・全行程まとめ

【新幹線+ホテルでお得なツアーもありますよ!】

  • この記事を書いた人

月山

京都の寺社の魅力を、一人旅の視点でご紹介しています。 旅を通じて出会う静けさや癒しを大切にしています。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

-京都旅行参拝記