哲学の道を歩き、法然院、安楽寺、霊鑑寺を巡ったあと、さらに静かな道を進むとたどり着くのが大豊神社です。
霊鑑寺からは徒歩でおよそ10分ほど。観光客の姿も少なくなり、山の気配が濃くなっていくのを感じます。

目次
参道と、椿ヶ峰の御神水
鳥居へ向かう参道を歩いていくと、鳥居の手前に手水舎があります。

「椿ヶ峰の御神水」と書かれたこの水は、大豊神社の背後にある椿ヶ峰から流れ出る湧水。
山そのものを御神体とする神社らしく、清らかでやさしい気配を感じる水でした。
ここで身を清めてから、境内へと入ります。

参拝順路に沿って、動物たちと出会う
境内には参拝順路が矢印で示されており、それに従って巡ることができます。

まず拝殿を経て、右手に進むと現れるのが大国社です。

大国社|狛ねずみと大国主命
大国社に祀られているのは、大国主命(おおくにぬしのみこと)。
ここには珍しい「狛ねずみ」がいらっしゃいます。
ねずみは大国主命の使いとされ、知恵や繁栄の象徴。
小さく愛らしい姿ですが、どこか神聖な存在感があります。
稲荷社|狛きつね
続いて参拝するのは、稲荷社。
大豊神社の境内末社で、こちらにはおなじみの狛きつねが建てられています。
朱の社殿と緑の木々のコントラストが美しく、境内にほどよいアクセントを与えています。
本殿 ― 椿ヶ峰を御神体とする社
境内の中心となる本殿は、椿ヶ峰をご神体とした山霊崇拝の社。
ご神徳は、
- 治病健康長寿
- 若返り
- 金運
- 学業成就
- 勝運
と幅広く、古くから人々の信仰を集めてきました。
ここにいらっしゃるのは、なんと「狛へび」。
へびは再生や生命力の象徴とされ、山の神らしい存在です。

(春には美しい本殿前の枝垂紅梅)
日吉社と愛宕社 ― 狛猿と狛鳶
日吉社|狛猿
境内末社の日吉社は、
北側鬼門除けとして、南に向いて建てられた社殿です。
ここには狛猿がいらっしゃいます。
猿は「魔が去る」に通じ、厄除けの意味を持つとされます。
愛宕社|狛鳶(とび)
お隣の愛宕社には、珍しい狛鳶(とび)。
火伏せの神として知られる愛宕信仰らしく、空を司る存在が祀られています。
福縁石と、山の気配
境内には福縁石もあり、さすりながら願うことで、良縁や福を身につけると伝えられています。

山を御神体とする神社だけあって、境内は決して広くはありませんが、緑に包まれた空間です。
一般的な狛犬に加え、ねずみ・きつね・へび・猿・鳶と、さまざまな動物がいるのも、この神社ならではの魅力でしょう。
御神水に触れ、境内を歩いているだけで、心まで清められるような感覚がありました。
参拝情報
- 参拝時間:境内自由参拝
- 社務所:9:00~17:00
- アクセス
電車:蹴上駅から徒歩約20分
バス:東天王町下車 徒歩約7分
今回私は京都駅から市バス5系統で「銀閣寺道」下車、哲学の哲学の道をゆっくり歩いて「法然院」に立ち寄り、安楽寺・霊鑑寺を通って約1時間でした。
大豊神社まとめ
哲学の道の喧騒から少し離れ、
寺院巡りの余韻をそのままにたどり着く大豊神社。
山を御神体とし、動物たちが静かに見守るこの場所は、
京都の中でも、どこか原初的な信仰の形を感じさせてくれます。
哲学の道散策の締めくくりとして、ぜひ立ち寄りたい神社です。
今回は京都駅に到着するなり、駅近ホテルに荷物を預けてバスで哲学の道へ向かいました。
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