目次
東寺とは(教王護国寺)
東寺(正式名称:教王護国寺)は、平安京遷都とともに建立された官寺で、
弘法大師空海が密教を広める拠点とした、真言密教の根本道場です。
京都駅からほど近い場所にありながら、
一歩境内に入ると、時間の流れがゆるやかに変わるような感覚があります。
国宝の五重塔をはじめ、
講堂の立体曼荼羅、金堂の薬師三尊など、
京都でも屈指の「大きな仏像群」を拝観できる寺院です。
朝の東寺へ|京都駅から徒歩で参拝
宿泊していたのは、京都駅八条口から徒歩2分の
「ヴィアインプライム京都駅八条口」。
京都12月ひとり旅①|ヴィアインプライム京都駅八条口 宿泊記レビュー【駅徒歩すぐ&ロッカー完備】
そこから東寺までは、徒歩で約15分ほどでした。
東寺は朝8時から拝観できるため、私は8時台に到着。

(東寺 慶賀門に到着)
朝の清々しい空気の中、人の少ない時間帯に参拝できたことが本当に素晴らしかったです。
境内には鳥のさえずりが響き、
観光地というよりも、祈りの場としての東寺を感じる時間でした。

紅葉越しに見る五重塔
12月中旬で紅葉は終わりかけていましたが、それでもところどころに残る紅葉がありました。
紅葉越しに見上げる五重塔は、派手さはなく、静かで、凛とした美しさ。
朝の柔らかな光の中で見る五重塔は、
昼間とはまったく違う表情を見せてくれます。

講堂|立体曼荼羅を体感する
最初に入ったのは講堂です。
立体曼荼羅とは?
講堂には、空海が構想した「立体曼荼羅」が安置されています。
密教の世界観を、平面ではなく仏像を立体的に配置することで表したものです。
中央に大日如来を据え、
その周囲に如来・菩薩・明王・天部の仏さまたちが配置され、
まるで宇宙そのものを歩いて巡るような感覚になります。
仏像を「見る」楽しさ
まず圧倒されるのは、
数多くの仏像が一堂に並ぶ壮観さ。
そして、
横から、正面から、斜めからと角度を変えて見ることで、
同じ仏像がまったく違う表情を見せてくれるのも、講堂ならではです。
平安時代創建当時から残る国宝の仏像と、
室町〜江戸時代に補作された重要文化財の仏像が共存しています。
印象に残った仏さまたち
中央の大日如来さまは、そのお姿も光背もひときわ輝いて見えました。
光背には37体の化仏(けぶつ)が配されており、
これは平安時代創建当時のものと伝えられています。
化仏は小さな仏様なのですが、ディティールが細かくて素晴らしいし、沢山いらっしゃるので豪華さを感じます。
また、帝釈天さまの美しさにも目を奪われました。
象に乗ったお姿は凛々しく、力強さと気品をあわせ持っています。(かっこいいです)
降三世明王立像が踏みつけているのは、
ヒンドゥー教のシヴァ神夫婦。
他の仏像に踏みつけられている邪鬼たちが苦悶の表情を浮かべているのに対し、
シヴァ神夫婦は、踏まれていてもどこか気品を感じさせる姿。
背景を知ることで、仏像の見え方が変わるのも、
講堂の大きな魅力だと思いました。
是非仏様たちが乗っている動物や、踏みつけている足元にもご注目下さい。
金堂|光に包まれる薬師三尊
次に向かったのは金堂です。
金堂には、薬師如来を中心とした薬師三尊が祀られています。
東寺に来ると、いつも感じるのが
照明の美しさ。
仏像を過度に照らすことはなく、
自然光と調和した、控えめで神秘的な明かり。
「昔の人も、もしかしたらこのくらいの明るさの中で
仏さまを拝んでいたのではないか」
そう思わせてくれる、
とてもお堂になじんだ光でした。
一人きりの金堂で
ちょうどタイミングよく、
金堂に私一人だけになる瞬間がありました。
正面の扉から差し込む外の光が、
私の目線の少し上で、
空気中の小さな埃を反射してキラキラと輝いています。
その光の中で薬師如来様を見つめていると、
ただ「見る」のではなく、
心の中で静かに対話をしているような感覚になりました。
本当に、かけがえのない時間でした。

御影堂(大師堂)へ
その後は御影堂(大師堂)へ。
ここは、弘法大師空海が住まいとしていた場所と伝えられています。
秘仏・不動明王像が安置されていると知り、
「秘仏」という言葉の持つ響きに、
自然と畏怖の念を抱きます。

東寺参拝情報
- 拝観時間:8:00〜17:00
- 拝観料:金堂・講堂 800円(通年拝観)
- 世界遺産登録:1994年

アクセス案内
- JR京都駅 八条口から徒歩約15分
- 近鉄京都線「東寺駅」から徒歩約10分
- 市バス「東寺東門前」「東寺南門前」下車すぐ
大きな仏像を拝観できる寺院としての東寺
京都には多くの寺院がありますが、
これほど多くの大きな仏像を一度に拝観できる場所は、
実はあまり多くありません。
同じく大きな仏像で知られる場所としては、
- 東福寺の三門(内部特別拝観時)
- 三十三間堂(千体千手観音)
などがありますが、
立体曼荼羅のように空間全体で仏の世界を体感できるのは、
東寺ならではだと思います。

(帰り道は北総門から)
東寺まとめ|朝の時間に訪れたい場所
東寺は、
京都駅から近く、世界遺産でもありながら、
朝の時間帯には驚くほど静かです。
鳥のさえずり、柔らかな光、大きな仏像と向き合う時間。
一日の始まりに訪れる東寺は、心を整えてくれる特別な場所でした。
今回宿泊したホテルの紹介はこちら ➡ 京都12月ひとり旅①|ヴィアインプライム京都駅八条口 宿泊記レビュー【駅徒歩すぐ&ロッカー完備】
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