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京都人の密かな愉しみ Rouge −継承− 第8・9話ストーリーあらすじとロケ地巡り|女たちがつなぐ京都、継承のかたち

2026年1月期NHKプレミアムドラマ「京都人の密かな愉しみ Rouge −継承−」。

今回は第8話「女たちの都」、そして最終回・第9話「おけら火」の舞台を、ドラマのあらすじとともに振り返ります。

全シリーズの詳しくはこちら➡ 『京都人の密かな愉しみ』とは ― 美しい映像と音楽、季節をめぐる祈りと暮らし。その全体像をじっくり解説 ―

■ 第8話「女たちの都」あらすじ

京都で続いてきたものを、誰が、どう継ぐのか。

その答えを迫られるのは、男たちだけではありませんでした。

老舗呉服問屋「伊づ譽」では、伊月広臣(杉田雷麟さん)の母・嘉譽子(名取裕子さん)が、夫・譽太夫(段田安則さん)の外にできた娘・を養子として迎え入れ、後継ぎにする決断を考えていました。

467年続く家を守るため、血縁すら越えて継承を選ぶ覚悟——そこには、跡取りとして生きてきた者の重みがあります。


幸太郎(林遣都さん)は電話で釉子(吉岡里帆さん)の妊娠、結婚を考えていることを聞き呆然としていました。

Bar Forest Downにやってきた東雲教授(渡辺謙さん)や鋭二(毎熊克哉さん)に釉子の事を話すと、

幸太郎の母・志保(秋山奈津子さん)は「釉子はやりたいこと、なりたい自分がはっきり見えている」祝福してあげるべきと諭します。

イギリスで釉子が作った花差しを見て「いづれ京都に戻ってくるやろ」と東雲教授。京都への思いを感じると言います。


一方、老舗和菓子屋・久楽屋では、女将・鶴子(銀粉蝶さん)が病を抱えながらも後の名月を迎えていました。

しかし、ついにその事実を娘の三八子(常盤貴子さん)へ告げると、三八子は怒りと悲しみを抑えきれず、その場を離れてしまいます。

そんな中、(穂志もえかさん)は鶴子に決意を口にします。

「わたしに久楽屋春信を継がせてください、そのために京都に来ました」


六角総合法律事務所では弁護士の堂辻悟(深水元基さん)を料亭萩坂の女将・唯子(高岡早紀さん)が訪ねてきていました。

待合で隣になり、挨拶を交わす三八子唯子

萩坂は嫁の唯子が先代と養子縁組し、跡取りとなりました。様々な継承があります。

弁護士の弟・堂辻悟に、三八子しげさんと進めていた継承の話はなかったことに、と告げます。


同じ頃、伊月はパリ留学という逃げ道を選ぼうとしていました。

しかし、東雲教授に紹介された鴨川の“サルトル”(白井晃さん)に問われます。

「なぜパリに行きたいのか」

答えられない伊月

その迷いは、やがて現実となって突きつけられます。

伊月の母とホテルで待ち合わせしていました。


■ 第8話 ロケ地

● 加茂大橋

伊月が“サルトル”と出会うのがこの橋の下。

鴨川を「セーヌ」と呼ぶこの人物との会話は、現実から逃げようとする伊月の本質を鋭く突きます。


● ウェスティン都ホテル京都

伊月の母・嘉譽子が茜に会う場所。映画「国宝」でも使用された、京都の歴史あるホテル。

村野藤吾による設計。

(じゃらんで画像をお借りしました)

Yahoo!トラベルで見るじゃらんで見る


■ 第9話「おけら火」あらすじ(最終回)

「継ぐ」とは何か。

その問いに、それぞれが答えを出していきます。

久楽屋では、鶴子「自分の代で暖簾を下ろす」と告げます。

しかしは、それを受け入れません。

「この店は、私が守ります」


洛志社大学では伊月が留学を諦めた事を伝えていました。

実際に家業から逃避して留学し、全てをなくした鴨川のサルトルに「信念なき逃避には終着点がない。」と言われ、

夢を追うといういばらの道に突っ込んでいく覚悟を問われた伊月

「ありません」と力なく答えることしか出来ませんでした。

東雲教授「円満な継承とは何か」について

洛が萩坂の女将・唯子から

「大事なことは、希望。この人が継いだら未来が開ける、希望が持てること」

と言われたことを思い出し話します。


鶴子の手術の日の夜。

三八子三上(石丸幹二さん)離婚し、自らが継いで店を畳む覚悟を決めていました。

が久楽屋を継ぐ決心をしたと話しても、聞き入れない三八子に涙が止まりません。

「なんで一人で全部背負い込むのか」


一方、伊月は養子候補のに会うために大阪・住吉へやってきていました。

アメリカの大学へ進学を考えていると向き合う中で、

「あんたほど求められてる人はいない!」と叱責されます。


洛の父・三上が離婚話に驚き、パリから京都へやってきます。

そして——

久楽屋で鶴子、三八子、洛と四人での話し合いへ。

三上三八子を引き止めるため、千代松に退職願を出すので久楽屋へ戻してくれと申し出ます。

幕引きのために店を継ぐという三八子

鶴子はついに決断します。

「洛ちゃんに継いでもらいます」


三八子は雨宝院、眞如寺へ。

紅葉を見ながら、過去の話をはじめる三八子

三八子が小さい頃、雨宝院で会った事があった。その頃から、父の三上を好きだったこと。

三八子の事を分かっていた。

の名前は、漢字を当てたのがで、「みやこ」と読みたいと言ったのは

三八子みたいになってほしいという、三八子を好きな気持ちがこもっていた。

三八子みたいな女将になりたいと


ラストは大晦日。

北野天満宮のおけら火を久楽屋の三人で受け、

は新たな人生の始まりを記録します。

「私の新しい人生が、この街で始まる」

それは終わりではなく、次の物語のはじまりを感じさせるラストでした。


■ 第9話 ロケ地

● 茂庵

パリから京都へ帰ってきた三上が、運転手(山西惇さん)とお茶をのむシーン。

その前に吉田神社の中の菓祖神社にお参りしていました。(三八子も帰国の際お参りしていた)

吉田神社のある吉田山山頂にあります。


● 眞如寺

三八子が洛を案内する眞如寺。

年に数日だけ特別公開されるお寺になります。


● 北野天満宮(おけら火)

「京都人の密かな愉しみ 冬」でも鶴子、三八子がおけら火を持ち帰るシーンがありました。


● 南座(まねき上げ)

京都の年の瀬を象徴する風景。

毎年11月30日に初日を迎える南座『吉例顔見世興行』では、11月24~25日に劇場正面まねき看板を飾ります。

歌舞伎俳優の名前が書かれた看板がずらりと並びます。

「続いていくもの」を感じさせるエンディングです。


■ 気になるエンディング

洛は若女将となり、三八子はたまにパリへ帰る生活となりそうです。

東雲教授

東雲教授がBar Forest Downで飲みながら、スマホを見ると

「東雲酒造」と書かれた法被を着たツーショット写真が待ち受けになっていました。

奥様は電撃結婚をしたと言われていたエミリーさんでした!

気になっていた東雲教授の方の継承問題は、最後写真一枚でしか答えが出されなかったので

もしまた続編があるのならこちらも楽しみです。

幸太郎と釉子

最終回でどうなるのか気になっていたのですが、登場せず…!

8話までの登場で終わってしまいました。

そして東雲教授が放った、釉子は「いづれ京都に戻ってくるやろ」という言葉。

さらなる続編への期待を残す終わりとなりました。

今回登場しなかった葉菜、甚のその後も気になるし、ぜひともお待ちしております。


■ 作品をもう一度味わいたい方へ

【京都人の密かな愉しみ】

【京都人の密かな愉しみ Blue 修業中】

阿部海太郎さん【Cahier de musique 音楽手帖】

音楽を担当されている阿部海太郎さんのアルバム。「京都人の密かな愉しみ」から「沢藤三八子」「京都、第一景」「京都、第二景」「京都、第三景」「エドワード・ヒースロー」「京都、第四景」そしてエンディングテーマ・武田カオリさんが歌う「京都慕情」が収録されています。

阿部海太郎さん 【ピアノ撰集-ピアノは静かに、水平線を見つめている- 】

阿部海太郎さんのピアノ楽譜集で「京都人の密かな愉しみ」から「エドワード・ヒースロー」と「ミヤコ・サワフジ(沢藤三八子)」が収録されています。

大原千鶴さん【大原千鶴のいつくしみ料理帖】

大原さんのお料理コーナー、松尾アナウンサーと楽しくお話しされながらささっと作られていて本当に大好きです。



■ 京都人の密かな愉しみ Rouge −継承− まとめ

今回のRougeは、

  • 血縁ではない継承
  • 女性たちが背負ってきた歴史
  • 「希望」としての後継者

がとても丁寧に描かれていました。

最終回で一応の決着はついたものの、まだ続きが出来そうな終わり方。

洛のこれから、幸太郎や釉子の未来、そして京都という街そのものの物語。

まだまだ見ていたい、

そんな余韻を残してくれました。

5年空いて、もう「京都人」を見ることは出来ないかなと思っていたところに、

新しいシリーズ Rouge −継承− が放送され、本当にうれしいくて楽しい3か月間でした。

次のシリーズがあることを、静かに期待しながら待ちたいと思います。

  • この記事を書いた人

月山

京都の寺社の魅力を、一人旅の視点でご紹介しています。 旅を通じて出会う静けさや癒しを大切にしています。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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