京都・大原の里にひっそりと佇む三千院は、苔むす庭園と紅葉が織りなす景色で知られる古刹。小川のせせらぎや苔庭に映えるもみじが、訪れる人の心を優しく包み込みます。紅葉シーズンには幻想的な風景が広がり、一人旅でも深い癒しを感じられるスポットです。
目次
1 三千院の紅葉のみどころ、見頃
見頃は 11月中旬〜下旬。わらべ地蔵が苔庭に佇む「有清園」と、鮮やかな紅葉が映える「聚碧園」が必見です。苔の緑に真紅のもみじが映え、写真映えも抜群。雨上がりには、苔がしっとりと輝いてより幻想的になります。
2 混雑を避けるコツ
三千院は紅葉シーズンの大原で最も人気のあるお寺の一つ。
混雑を避けたいなら、朝9時の開門直後か、午後15時以降が狙い目です。観光バスの団体客が少ない時間に訪れると、静けさを味わえます。
3 一人旅で感じる「癒し」と「祈り」
大原に到着し、三千院までの10分ほどの道のりは川沿いを歩いていきます。清らかな水の流れ、音にまず癒されます。

往生極楽院本堂にいらっしゃる阿弥陀三尊像は少し前かがみになっている珍しいお姿。往生者を迎える姿という事ですが、私たちを迎え入れてくださっていると思うと心が温まる気がしてきます。
境内には可愛らしい「わらべ地蔵」が点在し、苔の中で穏やかに微笑んでいます。

忙しい日常から離れてその姿を眺めると、不思議と心が和み、祈るような気持ちに。ひとりで歩くことで、自分の心の内側に静かに向き合う時間が持てます。
4 三千院の拝観情報
- 拝観時間:9:00〜17:00 ※11月:8:45~16:45(12月~2月は16:30まで)
- 拝観料:大人700円
- 紅葉ライトアップ:なし(昼間の自然美を楽しむお寺です)
5 アクセス情報
住所:京都市左京区大原来迎院町540
京都駅から大原へは以下のルートが便利です:
- バス:京都駅前から京都バス17・18系統で「大原」(約65分)下車、徒歩約10分
👉 京都駅前に泊れば、朝から大原行のバスにスムーズに乗れます。
→「秋の京都ひとり旅ガイド|紅葉と静けさを楽しむビジネスホテルステイ」
→京都駅に泊まって楽しむ秋旅|東寺のライトアップと大原の紅葉
- 電車+バス:
地下鉄烏丸線「国際会館」駅まで行き、そこから京都バス19系統に乗り換え「大原」(約25分)下車、徒歩約10分
京阪線「出町柳」駅より京都バス17系統に乗り換え「大原」(約30分)下車、徒歩約10分
京阪線「祇園四条」駅より「四条河原町」バス停留所にて京都バス17系統に乗り換え「大原」(約50分)下車、徒歩約10分
👉 電車の場合、京阪沿線のホテルに泊まればバスへの乗り換え駅へのアクセスが便利です。
→京阪沿線ホテルと京都紅葉スポット7選|女性ひとり旅におすすめの宿と観光コース
6 穴場スポットと合わせて楽しむ
三千院のすぐ近くには、宝泉院 や勝林院、寂光院など、紅葉の美しい寺院が点在しています。半日〜1日かけて歩いて巡ると、大原の魅力を余すところなく堪能できます。
7 一人旅の実用メモ
- 服装:大原は市街地より気温が低いので、防寒対策をしっかり
- 持ち物:歩く距離が長いので歩きやすい靴、紅葉撮影用にスマホ三脚やモバイルバッテリー
- おすすめのガイドブック:こちらのガイドブックを長年愛用しています。観光地ごとの見やすい地図、ルート、お目当て以外にもちょっと立ち寄れる見どころがまとまっていて大変便利です!
沢山歩いて色んなところを観光したい方は是非。
8 三千院まとめ
苔庭に映える紅葉と、わらべ地蔵の微笑みに癒される三千院。
大原らしい静かな秋の魅力を味わえるスポットであり、一人旅にもぴったりです。宝泉院とあわせて巡れば、紅葉と祈りの世界を存分に堪能できます。
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