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「京都人の密かな愉しみ 冬」ロケ地めぐり

NHKの人気ドラマ「京都人の密かな愉しみ 冬」は、冬の京都ならではの静けさ、祈りの時間、そして人の心の温度を丁寧に描いた作品です。

今回の回では、大晦日・節分・冬の鴨川と、京都の“節目”にまつわる風景が多数登場し、三八子と鶴子親子のシーン、そしてオムニバスドラマ「えっちゃん」の再会物語が心に染み入る仕上がりになっています。

この記事では、作中に登場する寺社・行事・風景を丁寧に解説しながら、作品の魅力を深掘りします。

シリーズについて詳しくはこちら➡『京都人の密かな愉しみ』とは ― 美しい映像と音楽、季節をめぐる祈りと暮らし。その全体像をじっくり解説 ―

第1シリーズ、他のエピソードはこちら➡『京都人の密かな愉しみ』第1シリーズ再放送記念― 京都に息づく「祈り」と「癒し」をたどる旅 ―エピソード1 ➡『京都人の密かな愉しみ 夏』ロケ地めぐり


北野天満宮 —「火縄授与」で迎える京都の大晦日

火縄授与とは

北野天満宮では、大晦日に「火之御子社(ひのみこしゃ)」で行われる伝統儀式として 火縄授与 が行われます。

大晦日の火を家に持ち帰り、新しい年の“無病息災”と“家内安全”を祈る京の風習。授与される麻縄に神火を移して持ち帰り、かつては「かまど火」として一年の火種にしました。

作中では、三八子と鶴子が寒い夜に火縄を受けて、火が消えないようにくるくる回しながら帰宅するシーンがありました。母と娘の絆、京都の“年越しの祈り”が象徴的に表現されています。

北野天満宮について詳しくはこちら➡冬の北野天満宮|梅の香りに包まれる一人旅。静寂の中で心を整える癒しの時間

北野天満宮

  • 菅原道真公を祀る学問の神様
  • 梅の名所としても有名
  • 古くは北野の天神さんとして地元から深く愛される存在 冬の澄んだ空気の中で灯る神火は、京都らしい霊性を感じさせます。

大晦日

京都中のお寺が除夜の鐘を突きます。

二年参り(大晦日の深夜零時をまたがって神社仏閣に参拝・参詣する事)で、鶴子が氏神さん(沢藤家は上御霊神社)と今宮神社にも行くと三八子に言っていましたね。

今宮神社のシーンは登場していませんが良縁祈願(さらに言うと玉の輿)で有名な神社です。

今年こそ良縁を、と力の入っている鶴子。かわいいですよね。


節分で紹介された寺社

冬の京都と言えば“節分”。以下の寺社が紹介されています。


聖護院門跡 — 鬼と出会う節分

聖護院門跡は修験道の根本道場。

節分では 鬼(役者が扮する「赤鬼・黄鬼・緑鬼」)が登場し豆まきが行われる、京都でも有名な行事があります。

鬼が練り歩く迫力のある節分行事は、古い京都の伝統そのもの。作中では、この“鬼の登場”が象徴的に扱われ、厄を祓う京都のパワーを感じさせる場面となりました。

聖護院門跡について

  • 天台系の門跡寺院
  • 修験道の総本山的存在
  • 山伏の装束を見ることも多く、霊験あらたかな雰囲気が漂う寺院

西福寺 — 観光客よりも地元に愛されるお寺

地元の人々が旧暦の“大晦日”年越しそばを楽しむ場面で登場します。

旧暦での大晦日は「春を迎える節目」として扱われます。西福寺は観光名所というよりも地域に根ざした祈りの場で、“京都の素の姿”を見せてくれています。

西福寺について

  • 浄土宗
  • 地元の参拝者が多く、素朴で親しみやすいお寺
  • 「子育地蔵」は子供の健康や病気平癒に効くと言われている

吉田神社 — 京都最大級の節分祭

吉田神社は、毎年約50万人が訪れる 京都で最も有名な節分祭 が行われる神社。

「鬼やらい」と呼ばれる追儺式など様々な神事が行われ、京都の冬を代表する風物詩になっています。

京都の“厄除け文化”の深さを感じさせます。

吉田神社について詳しくはこちら➡冬の吉田神社|節分の火と祈りに包まれて。静かな一人旅で心を浄める

吉田神社について

  • 平安京遷都の際に創建
  • 厄除・開運の神として有名

引接寺(千本えんま堂) — 閻魔様に出会えるお寺

千本えんま堂は、京都の「死者供養の文化」が色濃く残る寺院。

節分にも行事があり、厄除け・無病息災を祈る市民が多く訪れます。

嘘をつくと舌を抜く閻魔様にちなんで、舌にみたてた「こんにゃく」がふるまわれます。

引接寺(千本えんま堂)について

  • 本尊は 閻魔大王
  • 中世〜近世にかけての京都の葬送文化を伝える

オムニバスドラマ「えっちゃん」

舞台:鴨川・北山の飛び石

「えっちゃん」では、賀茂川・北山の飛び石が象徴的な場所として登場します。

飛び石とは?

川に設置された石を渡って反対側へ行ける京都らしい遊歩ルート。

水量の減った冬は飛石を渡れるようになるそうです。

中でも北山エリアの飛び石は

  • 三角形
  • おにぎり形
  • 丸型 などデザインが可愛らしく、地元民の散歩道として愛されています。

作品では、えっちゃんと早苗ちゃんの人生の区切りと新しい希望を象徴する“橋渡し”の場所として印象的に描かれています。


物語:冬に再会する二人の女性

東京に就職した早苗(戸田菜穂さん)と、京都で暮らし続けたえっちゃん(小沢真珠さん)。

25年ぶりに冬の京都で再会する二人。

  • キャリアの挫折
  • 離婚
  • 人生の迷い
  • それでも続いていた友情

冬の京都らしい静けさの中に、温かく、ほろ苦く、優しい物語が編まれ、

「これから春が来る」

という余韻が美しく残るエピソードです。

どん底で京都へ帰ってきた早苗が、えっちゃんの事を願う思い。

二人それぞれに素晴らしい春が来ますようにと心がじんわり温かくなります。


登場するケーキ屋さんは一乗寺の「むしやしない」さんで撮影されています。


京都人の密かな愉しみファンへおすすめ

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作品をもう一度味わいたい方へ

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● 阿部海太郎さん【Cahier de musique 音楽手帖】

音楽を担当されている阿部海太郎さんのアルバム。「京都人の密かな愉しみ」から「沢藤三八子」「京都、第一景」「京都、第二景」「京都、第三景」「エドワード・ヒースロー」「京都、第四景」そしてエンディングテーマ・武田カオリさんが歌う「京都慕情」が収録されています。

● 阿部海太郎さん 【ピアノ撰集-ピアノは静かに、水平線を見つめている- 】

阿部海太郎さんのピアノ楽譜集で「京都人の密かな愉しみ」から「エドワード・ヒースロー」と「ミヤコ・サワフジ(沢藤三八子)」が収録されています。

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大原さんのお料理コーナー、松尾アナウンサーと楽しくお話しされながらささっと作られていて本当に大好きです。

素材をいかして滋養にあふれたこちらのお料理、どれも作ってみたくなります。


京都人の密かな愉しみ 冬 まとめ

「京都人の密かな愉しみ 冬」は、京都の冬に息づく習俗・祈り・再生を丁寧にすくい上げた回です。

  • 北野天満宮の火縄授与の神聖さ
  • 節分の寺社が見せる迫力と祈り
  • 鴨川の飛び石で描かれる「人生の再出発」

冬の京都の静けさの中に、ドラマの中の人間関係がそっと光る——

そんな世界を、寺社と行事を通して追体験できる内容となりました。

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  • この記事を書いた人

月山

京都の寺社の魅力を、一人旅の視点でご紹介しています。 旅を通じて出会う静けさや癒しを大切にしています。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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